- Q1.合繊(ポリエステル)ふとんの特徴は何でしょうか?
- Q2.合繊(ポリエステル)ふとんにはどんな種類があるのでしょうか?
- Q3.合繊(ポリエステル)ふとんにはどんな機能を持ったものが販売されているのでしょうか?
- Q4.合繊(ポリエステル)ふとんを購入するとき、どんな点に注意したら良いでしょうか?
- Q5.合繊(ポリエステル)ふとんは、軽くても保温性があるのでしょうか?
- Q6.合繊(ポリエステル)は湿気を吸わないと言われますが、ムレの心配はないでしょうか?
- Q7.ぜん息の方に合繊(ポリエステル)ふとんが良いと言われますが、なぜですか?
- Q8.防ダニ、抗菌防臭加工等のふとんが販売されていますが、安全性はどうでしょうか。また、どのくらいの期間効果があるのでしようか?
- Q9.合繊(ポリエステル)ふとんの買い替えの目安は何年くらいですか?
- Q10.合繊(ポリエステル)ふとんも日干しが必要でしようか?
- Q11.合繊(ポリエステル)ふとんのクリーニングはどうしたら良いでしょうか?
Q1.合繊(ポリエステル)ふとんの特徴は何でしょうか?
合繊(ポリエステル)ふとんは、軽くて取り扱いやすく、かさ高性に富み、保温性も高く、ほこりや臭いなどもなく清潔で衛生的です。
Q2.合繊(ポリエステル)ふとんにはどんな種類があるのでしょうか?
合繊(ポリエステル)は製造工程でいろいろな加工が施しやすいことから、掛けふとん、敷きふとん、こたつふとん、座ぶとんなどの詰めものに使われています。
掛けふとんには、通常の掛けふとん、肌掛けふとん、夏掛けふとんがあります。
また、近年では敷きふとんに適したわたの開発が進められ、弾力性、圧縮回復性能に優れたものもあります。
さらに、ポリエステルは綿(コットン)や羊毛とのミックス、ポリエステル単独で使用されるもの、固わたとして他の素材との組合せで使用されるものなど、幅広く使われています。
Q3.合繊(ポリエステル)ふとんにはどんな機能を持ったものが販売されているのでしょうか?
ポリエステルは、さまざまな機能を付加する研究開発が行われていますが、主に次のようなものがあります。
- 抗菌防臭加工・・・黄色ブドウ球菌などの増殖を抑え、臭いを防ぎます。
- 制菌加工・・・菌の増殖を抑えます。
- 防ダニ加工・・・ダニを寄りつきにくくします。
- 消臭加工・・・アンモニア、酢酸、腐敗臭などの臭いを少なくします。
- 吸汗(親水)加工・・・汗などの水分を吸着します。
- 吸湿性加工・・・湿気を吸着します。
- 芳香加工・・・植物などの香りがします。
- 遠赤外線加工・・・遠赤外線を放射して保温効果を高めます。
- 難燃加工・・・燃えにくくします。
- 羽毛タッチ加工・・・独特のぬめり、風合いがあり洗濯耐久性にすぐれています。
Q4.合繊(ポリエステル)ふとんを購入するとき、どんな点に注意したら良いでしょうか?
合繊(ポリエステル)ふとんにはいろいろな機能を備えたふとんがありますので、品質表示やラベルなどを確認し、お好みの機能に合わせたふとんをご購入ください。
また、全日本寝具寝装品協会が発行している「GFマ-ク」の付いたふとんや、信頼のおけるお店でお買い求めになると安心です。
Q5.合繊(ポリエステル)ふとんは、軽くても保温性があるのでしょうか?
掛けふとんでは、シングルサイズで1.5㎏~1.8㎏くらいの中わた量が一般的です。ふとんの保温性は詰めもの量の多少でなく、空気の量(かさ高)によって左右されますので、かさ高性に富んだポリエステルは保温性に優れています。
Q6.合繊(ポリエステル)は湿気を吸わないと言われますが、ムレの心配はないでしょうか?
ポリエステル自体はほとんどんど湿気を吸いませんが、わたとわたの繊維の間から湿気を発散する機能がありますので、比較的にムレを感じることは少ないです。
Q7.ぜん息の方に合繊(ポリエステル)ふとんが良いと言われますが、なぜですか?
ぜん息にはダニやホコリが大敵と言われております。ポリエステルは、繊維そのものが強いので、摩擦や折りたたみを繰り返しても切れにくく、「わたぼこり」がほとんど出ません。さらに、細菌の温床にもなりにくく、衛生的ですので、ぜん息に良いと言われています。
また、ポリエステルには、防ダニや抗菌など衛生機能を施したものもありますので、ご使用をお勧めします。
Q8.防ダニ、抗菌防臭加工等のふとんが販売されていますが、安全性はどうでしょうか。また、どのくらいの期間効果があるのでしようか?
より衛生的で快適な寝具をと、最近の寝具にはさまざまな加工が施されていますが、その加工には「安全性」と「効果の持続」などの基準が設けられています。また、防ダニ、抗菌防臭加工以外のものについてはメ-カ-独自の実験や調査で基準が設けられています。
効果の持続期間は、加工方法、使用薬剤などにより違ってきます。
★抗菌防臭加工では、繊維製品新機能評価協議会が認定するSEKマークは、定められた洗濯方法で、生地は繰返し10回、ふとんわたは3回までの基準を満たすことを定めています。
★防ダニ加工では、防ダニ加工製品協議会が認定するものは、3年と定めています。
Q9.合繊(ポリエステル)ふとんの買い替えの目安は何年くらいですか?
ふとんを長期間使用しますと、かさ高性、クッション性がなくなります。かさ高性がなくなると保温性が低下し、弾力性が低下すると、寝たときの寝姿勢の保持機能が低下します。
また、汗などの不純物が詰めものに付着して衛生面も損なわれます。
合繊(ポリエステル)ふとんの買い替えは、掛けふとんが約5年位、敷きふとんで3年位が一応の目安です。
Q10.合繊(ポリエステル)ふとんも日干しが必要でしようか?
週に1~2回程度、片面2時間くらいの日干しをお勧めします。太陽光には殺菌効果がありますので、衛生的にお使いいただけます。
Q11.合繊(ポリエステル)ふとんのクリーニングはどうしたら良いでしょうか?
日頃十分な手入れを心掛けていても、ふとんの中身は汚れています。最近「ふとん」を丸ごと水で洗うが関心を呼んでいます。ふとんの水洗いに最も適しているのが合繊(ポリエステル)ふとんですが、品質表示やラベルなどをご確認ください。ご家庭での洗濯が可能であること表示のある場合は、ふとん及び洗濯機の洗濯マニュアルに従って洗ってください。
それ以外のふとんは、ご家庭での洗濯はお避けください。