BWC 20周年記念パーティ・レーヌマーク発表

ベストウールクラブの設立20周年を記念した祝賀会には、同会と関係の深い業界関係者約60人が出席、国内はもとより、オーストラリア、イギリス、フランスの羊毛原料供給国からも関係者が祝福に駆け付け、国際色豊かな催しとなった。

冒頭、米山会長は、設立20周年記念パーティーへの出席に感謝の意を表すと共に、「我々は羊毛ふとんの品質向上が必須条件だと考え、スチーム&ドライ加工法を取り入れた企業で、高品質な羊毛ふとんをつくるための情報交換を活発にしようという趣旨でクラブを結成した。設立当時は、日本の羊毛ふとんの草創期でもあり、その後羊毛ふとんコンベンションを開催。また、JAPANTEXにも参加して、羊毛ふとんの健全発展に努めてきた。ふとん用に適した羊毛原料の研究のため、実務者レベルでの技術委員会を開催し、羊毛ふとんわたの物性試験を何回も行ってきた。97年には消費者モニターを実施し、3000通を超える応募の中から選ばれたモニターアンケートの集計を各社の商売の参考とした。88年と00年の2回、オーストラリア、ニュージーランドを訪問し、04年には念願だったイギリス、フランスの研修旅行が実現。現地の羊毛関係者と懇親を深め、知識を広めてきた。BWCはベストのウールふとんをつくる会の意味を込めて名付けられた。この意思は20年間たっても変わってはいない。今後も本日ご参集頂いた多くの方々の力を借りながら活動していきたいと思うので、更なるご支援とご鞭撻をお願いしたい」とあいさつ。

引き続き、来賓を代表して、ザ・ウールマーク・カンパニーのジェフ・ロビンソン・インテリア統括マネージャー、英国羊毛公社日本支部のリチャード・パスモア・エグゼクティブディレクター、フランス羊毛協会のH・アルノー会長、ニュージーランド・ウールリミテッド・阿部清美氏、JBA・大出広専務理事、本紙・柏木政弘社長らが祝辞を述べた後、ふとん地流通協会・蔭山照治会長の乾杯の発声で祝宴に入った。

祝宴では、英国羊毛公社とフランス羊毛協会から、米山会長に、「末永い友好と設立20周年を祝う」記念の盾が贈られ花を添えた。祝賀会は、BWCの元会長でもある、日羽協・麻生普理事長の、「BWCがつつがなく20周年を迎えられたのも、故藤田行輝氏を始め先人達の多大なる協力があったればこそであり、改めて感謝したい」旨のあいさつで締めくくった。

2005年7月記